補聴器について
補聴器の基礎知識や使い方などをご紹介いたします。
- 補聴器とは
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補聴器の基本的な原理は、マイクに入力された外部の音を電子回路により聞きやすい大きさにし耳に伝え聴力を補うことです。
補聴器は医療機器ですので難聴の方に安全かつ医療的な効果が適切に提供されるように製品の品質や安全性を確保することが法律により求められています。 - 補聴器の種類と形状
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耳あな型
目立ちにくい耳のあなに入れるタイプ。マスクやメガネの邪魔になりません。オーダーメイドで耳の形にあわせて作製されます。
耳かけ型耳の後ろにかけるタイプ。耳あな型より大きくなるため多機能で、重度の難聴まで対応できます。
耳かけ型
( RICタイプ )音の出るスピーカーが耳の穴の中にあるため小さくなります。耳あな型と耳かけ型の利点を合わせた補聴器です。
ポケット型小型ラジオのようなイヤホンで聞くタイプ。大きなボタンと液晶で取り扱いが簡単です。低価格で幅広い難聴に対応できます。
- 補聴器の機能といろは
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補聴器は耳につけられるような非常に小型の機器ですが、様々な機能を実現する高機能な電子回路が組込まれています。例えば声の聴き取りを助ける機能、騒がしさを抑える機能、無線通信によりスマートフォンやテレビなど機器の音を聞き取りやすくする機能などを実現しています。年々技術は進歩しており音質や使い勝手が向上しています。将来は誰でも気軽に使えてつけていることを忘れるようになることを目指しています。
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POINT1
補聴器は電池交換式タイプと充電式タイプがございます。
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POINT2
使い終わったら柔らかく乾いた布で拭きましょう。
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POINT3
補聴器は水や湿気に弱いため使っていないときは乾燥ケースにしまいます。
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POINT4
お風呂に入るときやシャワーを浴びるときは補聴器を外しましょう。
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POINT5
補聴器の耐用年数は使用環境にもよりますが5年が目安です。
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POINT6
スタッフによる補聴器の点検や調整など定期的なメンテナンスを行います。
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- 補聴器をお使いの方との接し方
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POINT1
補聴器をつけても完全にきこえが元に戻るわけではないため
「ご家族や周囲の方へ」を参考にしましょう。 -
POINT2
補聴器で音を大きくしているため普通の大きさの声で話しかけてください。
あまり大きな声で話すと補聴器の音が響いてしまいかえって聞き取りにくくなります。 -
POINT3
片耳だけに補聴器をつけている方にはつけている側から話しかけましょう。
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POINT4
補聴器の調子が悪いと感じたときはご購入された病院
もしくは補聴器専門店に相談するよう勧めましょう。 -
POINT5
周りの方から見てきこえが悪くなっていると感じたら聴力が変化している場合もあります。
耳鼻咽喉科を再受診しきこえの相談をするよう勧めましょう。
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